オーバーハンドパスの下半身の使い方
常に安定したオーバーハンドパスを出すことが出来ていますか？
コントロールが上手く出来ず、オーバーハンドパスが難しいと感じている小学生のバレーボールジュニア選手も少ないくありませんね。
そもそもオーバーハンドパスは、上半身の肘や手首の曲げ伸ばしと合わせて、下半身の膝や足首の曲げ伸ばしと同じタイミングで行うことが大切なんですね。
ですが、オーバーハンドパスが苦手で、コントロールが上手く出来ないジュニア選手に多く見られるのは、上半身の動きと同じタイミングで脚のバネを上手く使えない子供が殆どです。
そんなオーバーハンドパスの下半身の使い方としては、まずボールを良く見て受ける構えをとり、手でボールを受ける時に膝も曲げ、ボールの勢いをやわらげます。
そして、ボールを上げる時に膝を伸ばして、そのバネでボールをあげるようにします。
このように、常に安定したパスを出す為には下半身の使い方を身につけることが大切です。
また、自分がパスを出しやすい姿勢で受けることも欠かせませんね。
例えば、前の方に落ちるボールに対しては、前足の上で受けられるように素早く移動することが必要になります。
低いボールの場合は、頭を下げてボールをとりにいってしまいがちですが、無理な体勢でボールを上げようとすると、ボールが上手く上がらなかったり、ボールを持ってしまったとみなされてホールディングの反則を取られてしまうこともあるでしょう。
更に、左右にきたボールは、手だけを伸ばしてボールを受けようとするとミスを招きやすくなるので、必ず足を動かして体の正面でボールを受けるようにしましょう。
右にきたボールなら右足を、左なら左足を大きく踏み出して受けるようにします。
したがって、どんなボールでも安定したオーバーハンドパスを出すには、脚の膝や足首といった下半身の正しい使い方を
身につけることと、移動して自分の受けやすい体の正面でボールを受けることです。
そうすることで前後左右の強いボールに対しても、安定したパスを出すことが出来るようになれるでしょう。