バックトスのやり方
セッターなら、バックトスがしっかり上げられるようにしておきたいですね。
それ以外のジュニア選手も、ポジションが将来的に確定できない小学生のうちに全員が出来るようになることが理想でしょう。
とは言え、バックトスは背中越しの見えないトスになる為、味方のスパイカーとのタイミングを合わせることが大切になります。
セッターは、レフト(左)方向へトスを上げる時は、正面を向いて行いますが、ライト(右)へのトスを上げるときには、バックトスになるので、ボールを受ける直前までレフト方向へトスをする場合と同じように正面を向いて行うと、相手を騙すことが出来るので、トスを上げる時はフロントかバックかを敵に読まれないようにしましょう。
その為、バックトスをする時は、はじめから体をのけそらせ過ぎると相手に攻撃が読まれてしまう可能性が高くなりますし、姿勢も崩れるてボールが上手くコントロール出来なくなります。
したがって、トスを上げる直前まで正面に上げるトスと同じ姿勢(フォーム)から行うことが大切です。
バックトスの基本的なやり方は、ボールの落下地点に移動し、素早くボールの下に入りトスの準備をします。正面のトスと同じ姿勢で、身体の正面でボールをしっかり受けます。
そして、ボールを送り出す瞬間に、腰を前に突き出すようにして身体を反らせ、後方のライト方向にトスを上げます。
また、この時の身体を反らせる角度によって、ボールを出す距離を変えます。
味方への２弾トスなどの場合でも、振り向かずに上げられるので、落ち着いてトスに繋げられます。
上手い人は軸が傾いていて、しっかり反っています。上げたい角度に対して体を反ると綺麗にあがります。
いずれにしても、バックトスなど皆がよりよいトスをあげられるようになると、スパイクを打つ選手も打ちやすくなり、チームが強くなります。
なお、３人での組み合わせパスを効果的に行う練習をすることで、チームのサインプレーも織り込んだトスのスキルアップを図れます。