小学生の年代別の教え方
小学生などのジュニア選手にバレーを教えるには、年代別に考えて教えていくようにしたいですね。
特に小学校低学年の頃からバレーボールをしている子たちは、高学年になってから始めた子供たちに比べて、空間の把握能力だったり手先の器用さなどの巧緻性が圧倒的に優れているように感じます。
この感覚は小さい頃にしか習得できないので、それだけ早くにバレーボールで慣れ親しむことに越したことはありません。
ですが、この時には決して難しいことは教える必要はないと思います。
それは自由なボール遊びで十分です。子供たちはバレー遊びを通して身体の使い方、色々なボールの動きを覚えていきますから。
一方、小学校中学年以降になると、少しずつバレーボールの基本テクニックを覚えられる時期です。
レセプション(サーブレシーブ)や、パス、トス、スパイクテクニックを教えてあげましょう。
実際に、小学生の全国大会を見ると、とても高いレベルの動きをする選手がたくさんいます。
このような上手な選手を見ると、大人顔負けのテクニックを持っており、小学生でどのようなレベルまでテクニックを鍛えられるのかという、目安にもなる筈です。
ですので、そのような上手な子供には、改めて何かを教えるというよりは、パワーや速さ、高さなどのテクニックの質を上げていくということが、指導の中心なります。
また、中学校で初めてバレーボールをする子供たちには、丁寧に基本テクニックを教えていく必要があります。
というのも、小学校の体育の種目にバレーボールがないこともあるので、初めて経験する子供たちには、部活動が入口になるからです。
今後もバレーをつづけてくれるように、楽しい要素も必取り入れる必要があるかと思います。
また、この時期は身体的に成長期に入る選手も多いので、それぞれの選手の成長度合いを見極めながら指導していくことが重要なポイントになるでしょう。
指導者の存在は、選手あってのもだと思うので、子供たちの成長が見えたら、存在している意味があるのではないでしょうか。
ですが。全ての選手に成長がみられるとは限りません。そう考えると子供たちが変化していくことに喜びを感じられことが大事な要素になるかもしれませんね。
人に何かを教えるというのはとても難しく、情熱がいりますから、強豪の指導者はどのように教えているのか?日々の練習メニューなどを知ることは、今後のチーム作りの参考になるかと思います。