バレーボールの作戦(戦略)は自ら考える指導をしよう
小学生のジュニアバレーボールの指導者の方は、子供たち自ら考え作戦(戦略)を立てる機会を与えることが大切です。
子供たちが自発的に考えられる力を身につけさせることで、試合中に相手チームの動きや作戦を予測して準備できたり、相手のフォーメーションの弱い部分を攻められるようになります。
子供たちで作戦(戦術)を話し合って進めていくことが勝利につながります。
日々の練習では、指導者は子供たちに声をかけることができますが、実際の試合では、コートの中に指導者は入れません。
バレーボールはネットを挟んで、相手コートにボールを落とすことで得点が入るスポーツ。
ボールをつないでいる間に相手チームの動きや作戦、戦術などを予測し、次に備えることができます。
試合中に子供たちが主体となって考える力を身につけるには、普段の練習において常に指導者が子供たちに問いかけることが大切です。
それには一つひとつの練習のなかで、「できるようになったこと」「できなかったこと」を明確にして、できなかったことに対して、何が不足しているのかを考えさせるようにします。
そして、試合で戦略(作戦)を立てるときには、子供たちにヒントを与えることが指導者の役割です。
公式練習などで対戦相手の特徴などをチェツクし、子供たちと情報を共有して分かち合うようにする。
サーブやアタッカーで得点力の高い選手は誰か、サーブレシーブやフォームーションの穴はどこかなど、ミーティングを行います。
試合中のタイムアウトやセットの間では、サーブやアタックはどこを狙うのかなどを確認し、相手チームの守備のフォーメーションを崩すための戦略(作戦)を子供たちに考えるようにさせましょう。
当然、相手チームも自分たちの弱い部分を狙って崩しにきます。
そうした崩れた時に、誰にトスを上げればいいのか、サーブレシーブが乱れ時のカバーは誰が入るのかなど、指導者は様々な場面を想定して練習メニューを組むことが大切です。
いずれにしても、バレーボールのジュニアチームの指導者は子供目線になって、自分で考えるチカラと知恵を教えてあげることです。
その結果、思い通りのプレーが子供たちができたときの充実感だったり、達成感が味わえ、やる気と自信につながります。
なお、指導者は子供たちがどのような作戦を立てるのか、話に耳を傾け間違っていたら軌道修正をすることも必要です。
チーム複合練習メニューの作り方とは?
バレーボール・ジュニア選手育成プログラムDVDの内容へ