平衡感覚 バレーボールジュニア選手育成プログラム DVD 工藤憲

バレーボールに必要な平衡感覚を養うトレーニングとは?

バレーボールにおいて平衡感覚は上達するうえでとても大切な要素です。

 

なぜなら、サーブでのトス、スパイク、ブロック、ボールを追ってのレシーブやセットアップなど、体勢が崩れないように安定させるためには、平衡感覚が必要になるからです。

 

そこでバレーボールのジュニア選手でも遊び感覚で楽しみながら平衡感覚を鍛えられるトレーニングを紹介しますね。

 

●手押し相撲
まず、2人1組になって手が届く距離で向かい合い、両手で押し合うようにします。

 

ルールは簡単で、一歩でも動いた方が負け。
両足の後は、今度は片足で手押し相撲もやってみるといいですね。

 

●1回転ジャンプ後に走る
その場に両足を揃えて立ち、後ろに腕を大きく振って膝を曲げ、体をひねりながらジャンプ。空中で1回転をして、着地したらすぐに走るようにします。(反対まわりも同様に行う。)

 

●片足立ち
片足立ちになってでどれだけ立っているか競うようにします。(1人で行う場合はタイムを測るようにする。)
それが終わったら、目を閉じて行ってみます。

 

●片足でのキャッチボール
3mくらい離れて向かい合い、一方がボールを持ち、もう一方は片足になってケンケンしながら待ち、一方にボールを投げてもらい、それをケンケンしながら胸キャッチして、投げ返します。

 

●片足でのスパイク
片足でのキャッチボールと同様に一方にボールを投げてもらい、ケンケンしながら落下地点に入り、そのボールをケンケンしながら打ち返し(スパイク)ます。

 

通常、片足で立ったり目を閉じたりすると体勢が乱れて、両手でバランスを取ろうとすると思います。

 

ですが、片足の状態でキャッチボールやスパイク動作を入れると、手ではバランスがとれません。

 

そうなると次の3つでバランスを取るようになります。
@足の裏で重心の位置を整える
A膝を曲げて重心位置がブレないようにする
B体幹でバランスを取る

 

 

このトレーニングでは平衡感覚を養うと同時に、自分の得意な方向や動き、反対に苦手な方向や動きも知ることができます。

 

自分の体のバランスを知って、それを整えることで苦手なプレーの克服や問題点の改善につながるはずです。

 

バレーボールにはスパイクなどの空中でのバランス感覚だったり、ボールを追っかけての方向転換、あるいは移動のときの姿勢など、あらゆる場面でのバランスを崩さないよう平衡感覚を鍛えていく指導に役立ちます。

 

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収録内容 パス、レシーブ スパイクの基本 サーブのコツ ブロックの基本 トスのコツ 指導について