Aクイックのコツ
Aクイックが上手く出来ますか?
最近は小学生のジュニア選手のバレーボールチームでも、チームの連携を駆使して、レフト方向への短いトスを素早く打つAクイックを良く見かけるようになりましたね。
そして、スパイカーはセッターが上げたボールを3つのポイントのタイミングで打つことが出来ます。
一つ目はトスの上がり際、二つ目はトスが上がりきったところ、三つ目はトスが落ちてくるところですが、まずはスパイクを打つ3つのポイントの長所と短所を知りましょう。
一つ目のトスの上がり際は、素早い攻撃ができ、相手の守備体勢が整うまでに打つことが出来ますが、その分タイミングが合わせにくい。
二つ目のトスが上がりきったところは、ボールをジャストミートしやすいですが、相手ブロックが合わせやすいということがありますね。
三つ目はスパイクを打つタイミングが合わせやすい反面、攻撃が遅くなるので相手の守備体勢が整ってしまうことがあるでしょう。
以上のことから得点力が高いのは、最も短時間で攻撃できる一つ目のトスの上がり際のタイミングで打つことになります。
また、Aクイックのトスは、オープンスパイクよりネットに近くに上げて、スパイカーはあまり助走をつけずにボールがセッターの手を離れる前に踏切り、どれだけ高く垂直にジャンプするかが重要です。
この時には、両足を揃えて強く床を蹴るようにし、足が開いていると力が分散して高くジャンプできなくなります。
そして、大きく腕を振りかぶる時間はないので、バックスイングで肘を耳の高さまで上げ、コンパクトな振りで手首のスナップを利かせて打ちます。
したがって、Aクイックのコツとしては、小さなスイングでもボールを打つまでは肘を耳の高さより下げないようにし、真っ直ぐ伸ばす手の高さは変えずに、前で上でボールをとらえるというイメージで行うことです。
基本的なAクイックのやり方としては、ボールの勢いをやわらげてレシーブをし、セッターへ素早いパス回しをします。スパイカーはセッターの前に走り込み、セッターはまり関節を使わないで素早くスパイカーにトスを上げます。
スパイカーは素早いトスのボールの上がり際をしっかりとらえて打ち抜きます。
このAクイックが上手く出来るようになれば、センター(真ん中)からブロックをずらして速攻が出来るようになります。
いずれにしても、強いジュニアチームはコンビネーションがしっかり出来ており、時間をかけずにスパイクまで繋げることで得点に結びついていますので、しっかり連係プレーもやっておくことが大切でしょう。
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