レシーブのフォーメーション バレーボールジュニア選手育成プログラム DVD 工藤憲

レシーブのフォーメーション

レシーブのフォーメーションはどのようにしていますか?
敵の攻撃に対するレシーブのフォーメーションは、相手のスパイカーがブロックの横や背後のスペースにゆるいボールを落としてくるフェイントのカバーに備えるようにするかどうかで変わってきます。

 

レシーブのフォーメーション

 

カバーに入る選手を入れない場合の基本的なフォーメーションは、相手が打ってくるスパイクに対してブロックに2人が跳び、もう一人の前衛の選手は、フェイントやクロスよりも鋭角的に打たれるインナーのコースのカバーに入ります。

 

 

ブロックの背後のストレート側は後衛選手が対応します。
ですので、強打に備えて、後衛3人に前衛1人を配置した陣形になり、2・4型とも言われます。

 

 

ただ、これだと相手スパイカーがフェイントを打ってきた時には対応が遅れてしまいますが、強打を中心に攻めて来るジュニアチームに対しては有効なレシーブのフォーメーションです。

 

 

 

一方、フェイントのカバーに入る選手を入れるのが、2・1・3型のフォーメーションです。
一人がフェイントに対応するため、後衛の一人ずつの守備範囲が広くなるので、強打に対しては若干弱くなるでしょう。

 

 

また、後衛のセッターがフェイントに入るようにすれば、前側にいる分、相手の強打やチャンスボールが返ってきたときにネット際まで素早く移動できるので攻撃にすぐに移ることができます。

 

 

セッターが前衛の時には3・3型、後衛にいる時には2・1・3型のフォーメーションを組み合わせても良いでしょう。

 

 

なお、ジュニア選手でスパイクやブロックが出来る選手が少ない時には、ブロックを2人で担当し、もう一人の前衛選手をレシーブに常に入れるようにするといいです。

 

 

小中学生のチームで強いスパイクを打てる選手が少ない場合に、2・2・2のフォーメーションにして、最後の列にレシーブ力の高い選手を配置することでチームの守備型があがるでしょう。

 

 

いずれにしても、レシーブのフォーメーションはフィントのカバーをする選手を入れるか入れないかで変わってくるので、失点が多いようなら自分たちのチームの守備の形を確認してみて下さい。

 

TOPへ

 

 
収録内容 パス、レシーブ スパイクの基本 サーブのコツ ブロックの基本 トスのコツ 指導について